GRIT やり抜く力

頭がいい人。才能がある人。成功している人の共通点は何でしょうか?
この本ではGRIT(やる抜く力)が唯一の共通点としています。
「情熱」と「粘り強さ」の2つがGRITを構成する要素です。
人は圧倒的な成果をだしている他者に対して「天才だ」と感じ、彼らが行っている毎日の反復の努力を見ようとはしない。なぜならそれが出来ていない自分を守るために「天才なんだからどうしようもない」と決めてしまう方が楽だからだ。 
話がそれまくるが、この間みたNewsが「コロナ禍で金余りが発生し、日本のお金持ちの母数が増えている」という内容だったのだが、その中で登場した背景もよくわからないお金持ちの方々のインタビューに対してコメント欄では「でもペヤングこいつより旨く感じながら食える」「元々金持ちの家にうまれたんだろ」「金持ちでもこの顔はいやだ」といった感じで、「この人がこうだったから金持ちになれただけ」「金持ちになっても失っているもの、足りないものがある」というような自己防衛っぽい書き込みがあふれていた。自己防衛で自分の考えゆがめてもったいないことしてること多々ありそうやと思った。

話を戻すと。GRITの獲得/育成のためには情熱をはぐくむこと。意味のある練習を続けること。変わらない目的を持つこと。が重要。
ヒトの脳は新しいことが面白いと感じるようにできている。だからやり始めたことでもすぐ積み上げずに新しいことをはじめがちだが、本書ではそういった行動姿勢はあまり支持していない。社会的に貢献し成功した著名人たちは皆やり抜いた先でやっと成功したからだ。では、ヒトの脳の特性に抗いながらやり抜くにはどうしたらいいか。本書の提言の一つは、はじめたもののなかで、好きなことをほりさげていきその中での微妙な差異を楽しむことが重要と書かれている。 なんとなくの理解だと思うので、とりあえず読んでみてほしい。
また、脳には学習性無力感といった能力もある。「何回かやって無意味だったことは頑張れない」という感じのものだ。一方で努力と報酬の関係を学んだ被験者はより長く、難しい課題を解けることがわかったという研究結果から脳には「学習性勤勉性」というものもあるという。GRITをはぐくむにはそういった脳の特性も理解しつつ、なんか頑張るのだ。図書館とかならちゃんと本読める/勉強できるという集団にいれば自分も同じことができるという「対応原則」の話もでてきた。
うまい事GRIT身に着けよう。

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Posted by kkazuki